インプラントの基礎知識
インプラントの技術はどんどん進化しており、お勧めなのですが、そうは言っても、歯の治療に関して最も高額なのもインプラントでしょう。失った部分の歯を再生するわけですが、やはり高額なので費用の相場も気になるところです。
「インプラント・implant」という言葉は、体内に埋め込まれる器具の総称です。既に医療目的として広く行われていて、代表的なのが歯の治療です。失ってしまった歯根の代わりに人工歯根(デンタルインプラント)を顎骨に埋め込みます。
歯以外では、骨折、リウマチ等の治療で骨を固定するためのボルトなどがインプラントです。更には、心臓ペースメーカー、人工内耳の埋め込み部分のようなものもあります。
一般的に知られている歯のインプラントは「デンタルインプラント」と呼ばれています。デンタルインプラントは、欠損歯に対処するために顎骨に埋め込まれる人工物質です。このインプラント体を土台にして人工歯を固定し復元します。
デンタルインプラントで使用されているのは、チタン製やチタン合金製です。これを顎の骨に埋め込み、それを土台にして歯を修復していきます。学術的には「骨内インプラント」という分類になります。
従来の取り外し式の「入れ歯・義歯やブリッジ」と比較して、インプラント治療は、機能的にも審美的にも相当優れています。日本の最近の統計でみてみると、高齢層に限らず、30歳以上の成人において、50人に1~2人がこの治療を受けているとされています。そう考えると、インプラントは既に一般的な歯科治療法にもなっていると言えるでしょう。